古典的なセリエの話から,ラザルスのモデルを経て,ストレス対処の話。大別すると3つの対処行動に分けられることを話す。私が知っていたのは,そして日常的に患者さんにもお話しするのは,問題焦点型,情動焦点型,逃避・回避型の3つ。少し古くなるが,津田先生と尾関先生による簡潔な質問紙をワークショップとして実施して,自分の対処行動の特徴を理解してもらった。
たまたま前日(水曜日)に民放某局のとある番組で,荻野アンナさんのうつとストレス対処の話題が取り上げられており,そこでは4つのパターンに対処行動を分類していた。積極行動型(問題焦点型),気晴らし型(情動焦点型),否認型(逃避型),そして回避型。この番組では,アドバイザーとして東海大学の保坂先生を迎えていたが,さてこうした場面に心理学者を招いてもらえると嬉しいのだけれど・・・。また,この番組では上記の4つのパターンにそれぞれ4問ずつで質問紙を実施していたが,最初からパターンを教えて,そのパターンごとに4つずつ質問,そして満点の半分以下のパターンが2つ以上あると,うつになりやすいタイプと判定するとか,実施上の問題点があるように感じられた。保坂先生が筆頭のストレス・コーピング・テストの妥当性を検討した論文も出版されていることから,そのテスト自体には問題がないのだろうけれど・・・。マスコミベースになったときにわかりやすさの方が優先されてしまう一例なのかもしれない。
2010年4月26日月曜日
2010年4月16日金曜日
健康生活 第2回 ストレスとその対処
本格的な授業の最初はストレス。一般に知られているストレスの概念がセリエに端を発していること,ストレッサーがいくつかのタイプに分類できることなどをまとめる。汎適応症候群を今更紹介する必要はないのかもしれないが,生体ストレス,心的ストレスが身体だけでなく心的なレベルでも影響するメカニズム,心身の相互の関わりを考える上では,導入としてそれなりには理解しておいた方がよいよいに思う。
日常的に学生がストレッサーと感じていることを挙げてもらったところ,満員電車,バイト先でのできごと,つまらない授業,自分の体型などなど,ある程度予想したことが多かった。
日常的に学生がストレッサーと感じていることを挙げてもらったところ,満員電車,バイト先でのできごと,つまらない授業,自分の体型などなど,ある程度予想したことが多かった。
2010年4月9日金曜日
健康生活 第1回 健康心理学とは
昨年度より担当させていただいている,神戸松蔭女子学院大学の健康生活V。内容は健康心理学のようなもの。私のまったくの専門というわけではないが,臨床心理士として働いていることもあり,自分なりの関心は浅くない。昨年度初めて担当して,私自身がとても勉強になり,また楽しむことができた。
今年度は,昨年度とほぼ同じ内容で進めようと考えている。第1回は健康とは何か,健康心理学とは何かというテーマである。富良野塾の塾生のデータを紹介して,日常的には気づく必要のない,私たちの生活を支えている根幹を確認し,健康とは何かを考えた。
今年度は,昨年度とほぼ同じ内容で進めようと考えている。第1回は健康とは何か,健康心理学とは何かというテーマである。富良野塾の塾生のデータを紹介して,日常的には気づく必要のない,私たちの生活を支えている根幹を確認し,健康とは何かを考えた。
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