2010年4月14日水曜日

心理学(共通教育) 第2回 性格

きょうは,新版TEGの旧バージョンを実施して,心理学でどのように性格を測定しているのか,また心理学での性格の定義と理論(類型論まで)についてまとめた。

昨年秋学期の授業評価アンケートの結果について報告を受けた。とても残念な結果。残念というのは,すべての項目で,全体の平均値を大きく下回っていたのである。具体的に書いてくれたコメントや,リアクションペーパーに書かれていた内容からは,予測もしていなかったような結果である。これは事実だから受け入れるしかないのだけれど,さて,それではどうすれば学生が満足するような授業になるのか,ほとんど手がかりが得られないのも事実である。今年度から始めた学習記録で少しでも改善すればよいのだけれど・・・。

授業で使ったファイルは,左のリンクをたどってダウンロードできます。今回のアップは,来週の性格の分までしてしまっています。

ところで,性格検査を実施したときに必ず含まれる学生の反応に,「当たっている」というものがある。もし,「当たっている」と言えるなら,それは何か基準がなければならない。検査結果が妥当かどうかを判断する基準をすでに持っていることになる。もしそうなら,性格検査を実施することに意味がないということになる。尤も,こうした反応は,自分の性格についてのものだから,臨床現場などでクライエントの性格特徴を知るために実施するのとは意味が異なると言えなくもない。それでも,もし検査結果が自分が持っている基準と異なったとしても,それは「当たっていない」のでなく,自分自身が知らない側面をその結果が表現していると考えた方がよいのかもしれない。

2010年4月9日金曜日

健康生活 第1回 健康心理学とは

 昨年度より担当させていただいている,神戸松蔭女子学院大学の健康生活V。内容は健康心理学のようなもの。私のまったくの専門というわけではないが,臨床心理士として働いていることもあり,自分なりの関心は浅くない。昨年度初めて担当して,私自身がとても勉強になり,また楽しむことができた。

 今年度は,昨年度とほぼ同じ内容で進めようと考えている。第1回は健康とは何か,健康心理学とは何かというテーマである。富良野塾の塾生のデータを紹介して,日常的には気づく必要のない,私たちの生活を支えている根幹を確認し,健康とは何かを考えた。

心理学(共通教育) 第1回 心理学とは何か

 共通教育の心理学の1回目。いつものように,心理学とは何かというテーマ。今年度は,いつも高校生を対象とした模擬授業で行う「連想ゲーム」をやってみた。学生は楽しんでくれたみたい。

 要するに,心理学(に限らないかもしれないが)は,一般に考えられているよりもずっと広いテーマを扱う学問であること,また,理系から文系までアプローチの仕方,研究方法も多様であることがわかってもらえれば十分である。

 今年度から,リアクションペーパーを学習記録と名称変更して,必ず学生に返却することにした。毎回の授業で,おおよそ何がわかって,何が疑問として残ったかなどを,記録として残ればよいかと思ってのこと。うまくいけば,他の授業にも広げていけばよいかもしれない。

2010年4月7日水曜日

4月7日 再開

前回の投稿の日付が2月24日で,この投稿が4月7日というと,ちょっとの間のように見えてしまうが,実は1年以上の時間が開いてしまった。

2010年度入試も,神戸親和女子大学の受験者,合格者,入学者は昨年度を上回り,(残念なことに心理学科を除いてだが)定員をはるかに超える入学者を迎えることができた。心理学科がなぜ定員にわずかながら届かないかは,もう個人的には親和の七不思議のひとつに数えたいくらいだが,がっかりしても仕方ない。またいつもの日常が始まって,今年度の入学生とも顔合わせが終わったところ。

さて,今年度は秋に日本行動分析学会の年次大会を親和で開催する。これを成功させることがまずひとつの目標(というか使命)。そして,入試の仕事が終わって,また研究活動をしっかりと思っているところである。そんなときに,昨日は科学研究費の不採択(連戦連敗である)の知らせも届いたが,できることをひとつひとつ積み上げていくしかない。

2009年2月24日火曜日

一般中期A方式, 大学院後期など終了しました

2月22日に一般中期A方式,留学生,編入,そして大学院後期の入学試験を実施しました。中期というのは,1月末の前期と3月に入ってからの後期(今年度はD方式)の間に実施するため。後期を国語または英語のいずれかを選択して受験する方式に変更したため,今年度から実施するこの中期A方式は2教科による入試として最後のものでした。

関西の私立大学による一般入試の合格発表後,国公立の2次試験直前の入試ということで志願者がどの程度になるか懸念していたのですが,昨年度の後期日程の受験者数には届かないという結果になりました。後期日程との関係もありますが,センター利用の受験者が親和では倍増したことからも,受験校を増やさず,また費用も抑えたいという受験生の希望によるものが大きいように感じています。

受験生の数が減ったと言えば大学院の心理臨床学専攻では昨年度よりも大幅に受験生が少なくなってしまいました。臨床心理士第一種指定校が全国的に数多くできたこと,また臨床心理士の資格を取得してもフルタイムの仕事に就くことは容易でないなどの状況によって,臨床心理士を目指す人の数自体が減っているのかもしれません。実際,大学を卒業して2年間かなりタイトなカリキュラムをこなし,実習を経験し,平行して修士論文のための研究活動を行い,臨床心理士の受験資格を修了時に取得し,年に1度,しかも東京でのみ実施される1次試験と面接による2次試験をパスすることは決して容易なことではありません。それだけの時間と労力をかけた末に待ち受けている状況が,自分の思い描いたかたちでないとすれば・・・。

これは福祉領域の仕事と養成課程にも言えることかもしれませんが,社会的には必要とされているにもかかわらず,そこで働く人たちへの待遇が望ましい物でないというアンバランスは早急に解消されてしかるべきでしょう。ただ,いわゆる「生産的なお金」を生み出すことのないこうした領域の仕事に対するペイは,必然的に公的な資金に頼らざるを得ません。財政が逼迫している現状を考えると,簡単に望ましい方向への展開は予想できないのも事実です。さて,何かよい考えでもあればよいのですが(何か他人事みたいな書き方になって申し訳ありません)。

もうひとつ臨床心理士のことについて付け加えると,そのような状況であることをおそらくはほとんどの受験生は十分に理解して受験し,臨床心理士の資格取得を目指し,その領域で働こうという熱意を持っています。付け加えたいのは,この領域の仕事に限らず,その情熱だけでは仕事ができないということです。心理学の大学で学んだとすれば,そして将来的にそのような仕事をしたいとすれば,大学院に入学する時点で当然知っておくべきことを十分に理解できていないままに受験する人が多いように感じるのが残念です。熱意はわかるけれど,その思いと同時にきちんとした心理学についての理解が必要なはずなのですが,「思っていれば何とかなる」と勘違いしている人がいるように感じてしまいます。尤も,この「思っていれば何とかなる」とか「自分の気持ちが一番大事」という考え方は,臨床心理士を志す一部の人だけでなく,さまざまなところで見かけるように感じます。敢えて一言にまとめるなら,「プロの仕事がアマチュアの思いでこなせる」という勘違いでしょうか。

さて,これで大学院の試験は今年度は終わりました。学部入試はこれからも,後期D,もうじき募集締め切りのAO方式など残っています。詳しくは大学の入試課のページをご覧ください。

認定心理士申請について

きょう認定心理士申請についての説明会の第2回を行いました。

第1回にだけ出席した学生には申し訳ないことに,ダウンロードして入手できる申請書類についてもコピーで配布しました。2月23日に配布したプリントは心理合同研究室でも入手できますが,このブログを通じてもダウンロード出来るようにしました。但し,アップしたファイルは申請の流れを書いた概要と,様式3の修得単位表の記入要領の2つだけです。こちらのページからどうぞ。

また,これらのファイルがアップされていることを周知しているわけではありませんので,気づいた方は申請を予定している人に教えてあげてください。

2009年2月1日日曜日

学習心理学Ⅱ レポート締め切りました

2月2日(月)23時で「一応」レポート提出を締め切りました。

「一応」と書いたのは,減点になりますが,これから提出したものも受け取るということです。何を今更なのですが,感情,行動療法の2つのテーマについてのファイルをアップしないままでいたことに気づきました。先ほどアップしました。また,レポートのテーマについてのファイルもアップしました。

まだもう少しテストやレポートも残っているかと思います。もう一息,身体に気をつけて頑張って下さい。