2009年1月7日水曜日

あけましておめでとうございます

何とか松の内のご挨拶。ことしは丑年ということで,漱石が芥川に送った手紙の文句などを年賀状に書きました。要は,焦ることなく地道にやっていきなさいというお話なのだが,私は昔からそのようなことが比較的苦手と感じている。動物実験などは本当に地道に毎日,好んでやっていたけれど,なかなか好きでないことを継続することは難しい。当たり前の話だけれど,それが大切なのだという,自分に対する戒めみたいなものである。

さて,心理学も学習心理学も締め切りが迫っていて,すこしずつメールで送ってきてくれる人がいる。長くないというよりも,むしろまとまりすぎたものもあるが,レポート全体で伝えたいことが何かが明確であれば,長短は次の問題である。そのメッセージを伝えるために必要な文言を連ねていけば,自ずと長さはある程度のところに収まってくるように思う。

実は私自身も論文の締め切りを抱えているのだけれど,それもまた,下書きでなく,ブレインストーミングして伝えたいことをまずまとめて,論文の大枠を作ることから始めるのがつねである。よほど慣れていけば頭の中で考えてまとめることも可能になるだろうが,それまでは,紙やパソコンで思ったことをつらつらと書き連ねて,視覚的にとらえることがポイントを見つけ出して全体を構成するためには必要なように感じる。

年明け,年の初めと言いながら,授業は2~3週間で終わってしまう。心理学であれ,学習心理学であれ,何かを自分の力で考える練習になってくれればと思う。

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