2008年10月8日水曜日

心理学(共通教育) 第2回 性格その1

性格はおそらく,臨床系の話と並んで,一般に最も心理学としてイメージされやすいものだろう。だから,いつのころからか,一般教育や概論などでまず最初に扱うようになった。多くの教科書には,知覚や認知,あるいは生理的な内容から始まることを承知の上である。

理由もいくつかある。まず,心理学のイメージに近いだけに,聞き手が入りやすいと感じること。次に,イメージだけでなく,多くの学生が関心を寄せているテーマであること。そして,これが最も大きい理由なのだけれど,そしてこのblogでも何度か書いてきたことなのだけれど,日常的にわかっていると感じていることをきちんと説明しようとすると,結構難しいことを,おそらく実感してもらいやすいとかんじるからである。

まあ,こんな書き方をしてしまうと,また難しい話になって・・・と,叱られそうだけれど・・・。

きょうの授業では古いバージョンのTEGを実施して,質問紙法でどのように性格を測定しているのかを体験してもらった。授業で使ったスライドは,次回一区切りついてから,あらためてアップする予定である。

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