前期の授業アンケートから,十分に理解ができていない可能性を考えて,当初の予定を変更して,阻止の随伴性から始める。
若干名,この話が一番難しく感じたというリアクションペーパーもあったが,おおむね,前期の復習をふまえて,自分たちで考える時間を作った試みは,多くの学生にとっては,好ましい方法だったように感じられる。中には,私の日常生活では,阻止の随伴性によって説明できるものがとても多いように感じたといった反応も見られた。日本的な文化の特徴である気配りのようなものは,阻止の随伴性とルール支配によって説明できるのではないかと考えているが,そのような印象を持った学生も少なからずいたようである。
授業評価の扱いは難しいが,今回の学習心理学Ⅰでの反応は,少なくとも前期と同じやり方で同じように進めてしまうと,前期をふまえた内容であるだけに,その結果が望ましくないものになるということが,容易に予想できる。そして,授業評価をもらえていなかったら,そのようになってしまっていたかもしれない。話す側,参加する側の双方が,少しでも満足できるように変えていくきっかけとヒントを与えてくれたものと考えたい。
この日に扱ったスライドは,阻止の随伴性が終わってからアップする予定である。
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