世の中はゴールデンウィーク真っ只中。常々思うことの一つに,こんなことがある。
日本の町並みはばらばら,でもそこで動いている人たちの思いや活動は似通っている。欧米の一部の町並みは統一されている,でもそこで動いている人たちの思いや活動はばらばら。
周囲が何をしているかは常に自分の行動を律するための規範であり続けている。行動分析学で言うところのルール。あるいは,実際に働いている阻止の随伴性,最後に働いている好子・嫌子はもちろん社会的なもの。自己主張することを強化する社会・文化と,何となく周囲がやっていることからはみ出ることを弱化する(正しい言い方ではないけれど,受動的な回避行動を強化する)社会・文化との違いがそのエッセンス。
だからといって,欧米の社会や文化をよりよいと結論づけるまでの確信は無いけれど,折に触れてそんなことを感じてしまう日本の社会・文化にある生きにくさを痛感する人は少なくないはずなのだけれど・・・。
きょうの2回生のゼミは出席率が低かった。私が学生だったとしたら(但し,今の時代の学生だとしたらちょっと違っているかもしれないが),今週の月,木,金の3日は必ずや大学には出席していなかっただろう。授業以外に大切なことは山ほどある。時間が許すからこそできることもある。カレンダー通りに活動しなければならない窮屈さを,それでも周囲がそうしているからという理由で否定してしまうのは,大学に4年間しか在籍しないほとんどの学生にはとてもとてももったいない気がするのだけれど・・・。
こんな書き方をすると,どこかからお叱りを受けるのではないかしらという思い(経験から学習した行動の随伴性である)に抗っている自分をちょっとだけ誉めてやりたい。
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