2008年5月22日木曜日

教育実習

ゼミ生が教育実習でお世話になっている中学校にご挨拶に上がる。

高校へは,入試関係のご案内や模擬授業等で頻繁に立ち入るが,中学校の教室内に立ち入ったのはたぶん卒業以来ではないだろうか。教員が板書しながら授業を進めるスタイルは基本的には変わっていないように見える。また,誤解を恐れずに書けば,生徒たちがとてもまじめに授業を受けていたことに少し驚いた。校長先生が教室に入り,教育実習生が授業を担当し,また私のような部外者が見学に来ている状況では滅多なこともできないだろうが,お話によれば,生徒たちの授業態度は校長先生や私の存在とはあまり関係なく,十分まじめであるとのこと。

これまた驚いたのは,実習生が生徒たちに,「○○についてわかる人?」と質問すると少なからぬ数の手が挙がること。そういえばそうだったと思い出したことに,「前に出てきて黒板に書ける人?」という問いかけにも同じように何人もの生徒が入れ替わり立ち替わり反応していた。確か高校でも数学の授業で前に出て解答するなどということがけっこう頻繁にあったなと思い出した。

良くも悪くも大学の授業ではそのようなことが多くない。質問の仕方を工夫することで少しは変わるのかもしれないが,より積極的に参加できる授業ができればと感じた。

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