2008年2月16日土曜日

再履修? それとも・・・

いろいろと書きたいことが重なっているのだけれど,とりあえず急ぎの件だけ。

親和も松蔭も,成績報告が終了した。ただ,ある学生の話によれば,たまたま体調を崩していて締め切りに間に合わずにレポートを提出できなかった学生もいたとのこと。公的な場所に書くのは憚られるのだけれど,そのような正当な理由で提出できなかったがために再履修になってしまうのは理不尽と私には思える。

常々再履修することによって理解が深まるし(実際,すでに単位を取得できているのだけれど再度授業に出席したいという学生は過去にも少なからずいた),再学習は1度目の学習に比べて一般的には成績が良くなるという成績上の意味もあるが,それでも,履修上の負担は大きくなる。時間割上で他の履修したい科目を登録できなくなってしまう危険性もある。

きちんとした理由で提出できなかった学生で,今から提出希望があれば,連絡して欲しい。提出先と同じアドレスでかまわない。

評価結果についてはまた後日。

2008年2月9日土曜日

学習心理学Ⅱ@松蔭 レポート

問い合わせがありましたので,念のために。

2月8日付けで書かれているレポートのことは,あくまでも,心理学研究法(神戸親和での)についてのものです。神戸松蔭の学習心理学についてではありません。

昨日,教務部扱いのレポートを受け取っています。予想したよりも少ない提出数でした。これらについても,このブログを使ってフィードバックしていきます。

2008年2月8日金曜日

心理学研究法 レポート

今日になって1通レポートが届きました。締め切りはすぎていますから,減点にはなりますが,ぜひ提出してください。現時点でレポートが届いていないために合格点に届かない学生が数名います。このブログを読んで心当たりの友達がいる人は,ぜひ教えてあげてください。

一応これまでの講評を。課題の選択数は,Aが40,Bが15,Cが11人です。

まずAについて。十分におもしろい(そのまま卒論になりそうな)研究計画もあれば,ごく漠然とした内容のものまでさまざまです。けれども,ほとんどのレポートが研究法を履修したことの反映と思えるものになっていました。平均点は22.1点(30点満点)。

Bについては,比較的内容のよいものが多かったように思います。ただ内容が実験的なものでなく,調査が多く選択されているのは,みなさんの興味や関心に直接関わるものが多いからなのでしょうか。また,臨床的な問題をそのまま扱っているものもありましたが,これについてはもともと授業で扱った研究法に対応しにくいので,内容として難しいように感じました。平均点は24.0点。

Cも感想文から論理的にまとまったものまでさまざま。けれども,とても面白かった。感想文のようでありながら,特になるほどと思ったのは,研究と言うこと自体を面白いと感じないから,私のような人間がこうした内容に心を躍らせていることが理解できにくかった(でも少しわかるようになった),というもの。研究,何かがわかっていくこと自体を楽しいと感じなければ,その方法を学ぶことが面白くないのは当然です。それでも少しわかるようになったというコメントは,教える立場にはとても嬉しいものでした。平均点は21.8点。

2008年2月7日木曜日

心理学実験実習Bのファイルについて

きのうなぜかうまくいかなかったものが,きょうは修正されたようなので, ここから ,実験実習のページに飛んで,必要なものをダウンロードできるようにしました。

なお,内容は前日にアップしたものと同じです。また,前日のヤフー・ブリーフケースのファイルもそのまま残してあります。使いやすい方からダウンロードしてください。

心理学研究法 第2回小テスト結果



最後の授業で実施した小テストの採点・集計が終わった。前回の平均点が9.8点,SDが5.37点だったのに比べて,今回は平均点が11.5点,SDが6.15点と,1.7点上昇した。ヒストグラムに明らかなように18点以上の学生が16人(受験者が86人だから,18.6%)。前回の18点以上が8人だったからちょうど2倍になった。これは分布の左の方についても同様である。12人いた2~4点の階級は,今回は4人だけ。多くの学生が頑張ったことを反映しているのだろう。

今回も2回生だけだと平均が12.2点で,再履修の学生よりも若干高かった。もちろん,4回生で2回とも満点に近い学生も少なくないから,結局は勉強したかどうかを反映しているに過ぎないと私には思えるのだけれど。最初からもう難しいと決め込んでしまって耳に栓をしてしまうようなことがなければと思う。

なお,この分布や平均点は20点満点のもので,ボーナス点を含んでいない。

2008年2月6日水曜日

心理学実験実習のファイル


準備ができました。大学のRドライブにはアップ済みです。

ヤフーのブリーフケースにリンクしています。画像のような表示になれば,ここから,必要なファイル名をクリックすると,ダウンロードできるようになっています。

何かわからないことがあれば,

Shinwa.Yoshino@gmail.com

宛てにメールで問い合わせてください。携帯電話からでも連絡できます。

2008年2月5日火曜日

心理学実験実習Bのファイルについて

きのうの授業で予告した,ファイルのアップはまだ終わっていません。

まず,私の担当した内容については,明日の午前中にアップします。
また,山口先生がご担当の内容については,授業で予告したものと
変更しなければなりません。授業では,計画書,データ,そして
作成上の注意の3つと話しましたが,計画書に相当するものと,
データ(グラフも作成済み)ファイルについては,授業ですでに
配布済みとのことですから,作成上の注意のみアップします。

なお,この変更については,私の責任です。そのような事情について
確認しないままに予告してしまいました。

心理学研究法 第15回 (2月4日)

小テストの2回目,研究倫理の問題を概観して今年度最後の授業が終了。学生の多くもレポート,授業もきょうが最後だったとのこと。

小テストは,これまでに比べれば簡単だったという感想が多かったみたい。できなかったからレポートがんばるというコメントもちらほらあったけれど。倫理の問題は常に難しい。人に関わることは特に難しい。難しいから,またそれが引き起こす問題が深刻になる危険性があるから,それを避けようとする傾向は,心理学の研究や応用場面に限らず,様々な場面で表面化している。小児科や産科の医師不足はその典型例だろうし,教育現場でのこどもたちの姿,親の関わりなどから,教員を志す有能な学生が少なくなりつつあるというのもその例なのかもしれない。もちろん心理学研究法がここまで拡大して議論までする必要はないのだろうが,それでも,その基盤に共通した問題があることには気づいておく必要があるように思う。

さて,予想以上にレポートの提出者が多かった。ざっと斜め読みしたところ,Aのテーマで誤解して書いている学生が何人かいた。提出された内容が仮想データのようになっているものがある。つまり,計画だけでなく,適当な結果と結論が書かれているようなものである。Aの課題はあくまで研究計画だから,自分が知りたい問題(リサーチクエスチョンと仮説で学んだことを重し出してほしい)を検討できる計画を書けば十分なのである。計画書については特に授業内で扱ってはいないが,実験実習で学んだレポートの書き方を思い出せば,それがすでに実際に行われたことか(実験レポート),これから行うことか(計画書)の違いがあるだけで,基本的な書き方は同じである。

授業の中では伝えていないので,フェアでなくなる危険性を思いながらも,この内容を読んで思い当たる人は,問い合わせてくれてもかまわないし,締め切りまでであれば,再提出してもかまわない。また,相互に周知してもらえるとありがたい。

リアクションペーパーへの回答,レポートの状況などについては,特別な問題がなければ,提出締め切り後に書くことにしたい。