2008年2月8日金曜日

心理学研究法 レポート

今日になって1通レポートが届きました。締め切りはすぎていますから,減点にはなりますが,ぜひ提出してください。現時点でレポートが届いていないために合格点に届かない学生が数名います。このブログを読んで心当たりの友達がいる人は,ぜひ教えてあげてください。

一応これまでの講評を。課題の選択数は,Aが40,Bが15,Cが11人です。

まずAについて。十分におもしろい(そのまま卒論になりそうな)研究計画もあれば,ごく漠然とした内容のものまでさまざまです。けれども,ほとんどのレポートが研究法を履修したことの反映と思えるものになっていました。平均点は22.1点(30点満点)。

Bについては,比較的内容のよいものが多かったように思います。ただ内容が実験的なものでなく,調査が多く選択されているのは,みなさんの興味や関心に直接関わるものが多いからなのでしょうか。また,臨床的な問題をそのまま扱っているものもありましたが,これについてはもともと授業で扱った研究法に対応しにくいので,内容として難しいように感じました。平均点は24.0点。

Cも感想文から論理的にまとまったものまでさまざま。けれども,とても面白かった。感想文のようでありながら,特になるほどと思ったのは,研究と言うこと自体を面白いと感じないから,私のような人間がこうした内容に心を躍らせていることが理解できにくかった(でも少しわかるようになった),というもの。研究,何かがわかっていくこと自体を楽しいと感じなければ,その方法を学ぶことが面白くないのは当然です。それでも少しわかるようになったというコメントは,教える立場にはとても嬉しいものでした。平均点は21.8点。

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