2008年4月23日水曜日

心理学(共通教育) 第2・3回 感覚・知覚その2

初めてのサテライトキャンパスをつないでの授業,先週と今週の2回が終了した。それに伴って,授業計画を変更して,性格・知能を後回しにして,感覚・知覚の話から始めた。

錯視の話は,たぶん誰が聞いても見ても,素直に「おもしろい」と感じられる内容であると信じている。私の専門である行動分析の話のように,少し言葉などを理解しなければならないのに対して,素直に感じられる,文字通り「感覚・知覚」される内容である。そして,そのように入り口でおもしろみを感じつつ,奥行きもとても深い。人間の感覚の不思議さ,複雑さを知ることのできる興味深い分野である。

学問が,そのように入り口でおもしろいと感じられて,それをきっかけとして深めていければいうことはない。リアクションペーパーにも,おもしろいという反応が数多くあるが,現象としてのおもしろさだけでなく,その背景の特徴や理論に,またそうした現象をとらえる方法自体のおもしろさも感じてもらえるようになればと思う。

左のリンク一覧, 神戸親和 心理学 (共通教育) から前回と今回と使用したファイルをダウンロードできます。

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