2008年4月15日火曜日

大学院M1ゼミ 教員による研究室紹介

今年度から担当することになった大学院のゼミ,事務連絡とアウトラインを紹介した第1回に続いてのきょうは,各指導教員の研究室紹介だった。

たいへいに申し訳ないことに,寝不足が祟って先生方のご説明を一部聞き逃してしまったのだが,全般的にはとても興味深いものだった。と,同時に私の立場である行動分析学のユニークさ(あるいは特異さ・異端さ)を痛感する時間だった。

何より,行動や症状の捉え方を形態的に捉えるか,機能的に捉えるかという違いが大きい。摂食障害であれ,心的外傷であれ,そこに見えている形態からアプローチしていくのか,それとも顕在的には同一であってもその行動の持っている働きの違い,逆に顕在的には全く異なる行動や症状であっても,その行動の機能の共通性に注目するのかには,臨床的なアプローチであれ,研究上のアプローチであれ,非常に重要な違いがある。他の先生方が基本的には前者のアプローチを採られていることから,私の立場の特異さ・ユニークさを,先生方を含めて理解していただければよいのだが・・・。幸い査定演習と研究法特論という時間が与えられているので,こうした内容についても適宜議論できればと思っている。

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