2008年6月16日月曜日

認定心理士の申請状況

先週土曜日に認定心理士資格認定委員会に出席しました。6月の認定委員会に間に合うかと思っていたのですが,残念ながら予定が1週間早まったこともあって,今回の委員会には親和からの書類は審査されませんでした。提出してからすでに2ヶ月以上経っているのにという声が聞こえてきそうですが,ここはもう少し待っていただくしかありません。

次回の認定委員会は2ヶ月後,つまり8月の下旬(現在の予定は23日)に予定されています。果報は寝て待てということで,ご了解下さい。

さて,今回も数多くの問題が出てきました。資格申請は原則として個人で行うことになっており,たとえば卒業してからしばらく経ってしまうと,申請に必要なシラバスの入手が難しかったり,教員の捺印をもらうことが難しかったりします。それだけでなく,今回も研究法と実験実習の領域で問題となったために不合格や保留になった申請が少なからずありました。

臨床心理学をカリキュラムの中心に据えた大学の中には,いわゆる基礎的な心理学の研究法や実験実習がきちんと教えられていないようにみえるものがあります。科目名には研究法と書かれていながら,内容は体験実習のようなものだったり,心理学統計法と書かれていながら,その入門編としてのコンピュータ実習のような内容だったり,などなど。申請された書類のひとつひとつについて,シラバスと書かれている内容を吟味しながら,問題がないかどうかをチェックする作業はけっこう大変です。

当初そんなに認定心理士の資格を取ろうとする学生は多くないのではと勝手に想像していたのですが,現実には毎回多くの申請を審査させていただいており,きちんと仕事をしなければと毎回思いを新たに取り組んでいます。

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