2008年6月25日水曜日

高校訪問開始


大学全入時代である。良くも悪くも,大学で勉強したい,あるいは大学で様々な経験をしたいと考える高校生の全数よりも,現存する大学の定員総数の方が大きくなってしまっている。全入時代と言いつつも,自分が希望する大学に必ず入れるわけではなく,どこでもよければ必ず入れるということにすぎない。

大学側は,学力,人間力,その他様々な能力などなどにおいて,よりすぐれた高校生に入学してもらうための努力をしなければならないのは必然である。入試制度の変更,学部,学科やコースの新設などなど,少しでも高校生,高校の先生方,そして保護者の方々に興味関心を持ってもらえばと宣伝して回るのが,高校訪問である。

私もきょうと明日は親和の授業がお休み(調整休講)のために,高校訪問を予定していた。その1日目は大阪市内の高校。鈴蘭台という場所のために,なかなか大阪はおろか阪神間の高校生にも宣伝しにくかった親和だが,昨年より三宮と今年は三田からスクールバスを走らせているおかげか,今年度の大阪からの入学生は近年にない数に上った。ならば,親和のスクールカラーを好んで来てくれる高校生を大阪にも見つけない手はない。とりあえず,オープンキャンバスに,しかも今年から始めた神戸市内の5女子大(西から,神戸女子,神戸親和女子,神戸海星女子学院,神戸松蔭女子学院,甲南女子)が提携してのオープンキャンバスでのスタンプラリーの宣伝を中心に,きょうは7つの高校を訪問した。神戸5女子大のページへのリンクはこちら

資料だけ置いておいてという高校もあれば,40分以上も時間をとってくれた高校もあり,当たり前だが,いろいろである。すべての高校から関心を持たれる大学はおそらく存在しない。それぞれの状況に対応した大学があって,良くも悪くも棲み分けが出来ているのが実状だろう。それでも,訪問する側の立場だけを言ってしまえば,少しでも話を聞いてもらえれば有り難いのが本音ではある。

そこで,大学生にお願いがある。私が関わっている親和であれ,松蔭であれ,自分が在籍する大学がどうであるかを自分の出身校に帰って担任や進路担当の先生方に良い面も悪い面もぜひ伝えて欲しい。それぞれの個性に合う大学が見つけられるように,また高校の先生方がアドバイスされる際に役立つように,ひとりの大学生としての実感はとてもとても貴重な情報なのだということをわかってもらえたら嬉しい。

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