2007年11月1日木曜日

学習心理学Ⅱ@松蔭 第5回 (11月1日)

きょうは2つの条件づけの関係。私が学生から大学院生だったころには,もう終わりかけていたけれど,今でも嫌いではない二要因説の話。Brown & Jenkins(1968), Williams & Williams (1969), Jenkins & Moore (1973)の3つと,ラットの自動反応形成をビデオで見てもらった。

ただでさえ小難しい話に加えて,ビデオが暗めなので教室を暗くしなければならす,半数近くが眠っていたように見えた。私自身は議論の展開自体を面白く感じるけれど,典型的な実験であればあるほど,多くの学生には自分の関心や興味やイメージの範囲から遠ざかってしまうのかもしれない。さて来年度はこの話はしないことになってしまうかもしれない。リアクションペーパーにもあまり好評な反応は見られず・・・(涙)。

いつものように,ここに本日分のファイルをアップしました。ビデオは今のところ上げていません。また,授業中に触れた,グーグル・スカラーは,本当に便利な検索ツールです。もちろん日本語のものも検索対象ですから,レポート作成などでも利用するとよいと思います。ふつうに検索すると,本当に玉石混淆,学術的には意味が無いどころか間違った情報を含んだページも結果として表示されますが,こちらでは,もちろんblogは含まれませんし,ある程度の水準以上のものだけが表示されます。
ちなみに,「吉野俊彦」を検索すると,普通のグーグルでは経済学者・森鷗外研究家の吉野俊彦が多く表示されるのだけれど,スカラーでの検索結果は私のものが数多くて嬉しい。

授業中にも確認しましたが,小テストは11月15日に実施します。範囲は後期の今日までのところ。但し,今日紹介した実験の内容は除きます。

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